こんにちは、Reoです。
今回は、ヒゲch で使用した「セクステット・エンジェル」というデッキを紹介します。
近々「ストラクチャーデッキ -ロスト・サンクチュアリR-」が発売されるということで、その情報が発表される前に現在の構築を残しておこうと思い立ち、この度筆を執りました。
対戦動画
デッキレシピ
デッキコンセプト
このデッキでやりたいことはすべての召喚方法を天使族モンスターで達成した上でセクステット・サモン
を発動することです。
まずはセクステット・サモン
の紹介から。
セクステット・サモン 通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①: 自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、元々の種族が同じモンスター6種類 (儀式・融合・S・X・P・リンク) をそれぞれ1体ずつ選んで除外する。
その後、除外したモンスターと元々の種族が同じモンスター1体をデッキ・EXデッキから特殊召喚する。
セクステット・サモン | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
正直なところ、このカード自体はあまり強くありません(笑)。
ただ、上記のやりたいことへ対する本当の狙いは「YARDS*1の演出をすべて見せる」ことです。そのためには1つのデッキで全召喚方法を行えることが必須条件であり、それを実行する意義として相応しいカードであると考えています。
以上の理由から、このカードの選択に至りました。
ようやくできたー!
— Reo@YARDS (@reoasxdtmgt) 2018年8月14日
ソリッドビジョンシステムはもうちょっと技術が進歩しないと無理なので、「遊戯王の最強なりきりシステム」を作った! (すべて加工なしの実写) #遊戯王 #yugioh pic.twitter.com/39h1rvHmhy
いつもの姑息な宣伝
このカードでの構築を検討する際に、下記の点を考慮しました。
轟雷帝ザボルグ
を使用しない (各召喚を行うことと矛盾し、コスパも悪い)- 種族をある程度統一する (良さを引き出す)
- 儀式とPを両立できる (両立したデッキは比較的少ない)
- このカードで特殊召喚する意義のあるモンスターである (他の手段の方が良いとならない)
- 除外されるカードに意義のあるモンスターが存在する (出して勝てたらそれでも良し)
これらを元に検討*2した結果、天使族モンスターであれば柔軟に戦えるデッキになるのではと思い、構築を始めました。
デッキの方針
さて、セクステット・サモン
で使用する種族は決まりましたので、その特徴を詳しく見ていきましょう。
天使族は、ドラゴン族やサイバース族のように、一気に全種類のモンスターを集められません*3。
一方で、テーマ関連カードからサーチ・特殊召喚手段は豊富に存在します。特に天空神騎士ロードパーシアス
は、条件付きではありますが天使族モンスターを何でもサーチできます。
天空神騎士ロードパーシアス リンク・効果モンスター
天使族/光属性/攻2400/LINK-3(左下/下/右下)
天使族モンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①: 手札を1枚捨てて発動できる。「天空の聖域」のカード名が記されたカードまたは「天空の聖域」1枚をデッキから手札に加える。フィールドに「天空の聖域」が存在する場合にはその1枚を天使族モンスター1体にできる。
②: 自分フィールドの表側表示の天使族モンスターが墓地へ送られた場合、自分の墓地から天使族モンスター1体を除外して発動できる。除外したモンスターよりレベルが高い天使族モンスター1体を手札から特殊召喚する。
天空神騎士ロードパーシアス | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
天使族モンスターさえ展開すればEXデッキから出力できます。即ち、すべての展開手段をここに着地させることで、デッキの全要素にアクセスできることになります。
また、天使族モンスターからアクセスできるカードの中で、モンスター・罠カードはパーシアスの神域
、魔法カードは祝福の教会-リチューアル・チャーチ
で墓地からのリソース回復が見込めます。
これらはフィールドに残り続けるカードなので、除去されない限りは毎ターン使用できます。
祝福の教会-リチューアル・チャーチ フィールド魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①: 自分メインフェイズに手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから光属性の儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
②: 自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
祝福の教会-リチューアル・チャーチ | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
パーシアスの神域 永続魔法
①: このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「天空の聖域」として扱う。
②: このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は300アップし、フィールドにセットされた魔法・罠カードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
③: 1ターンに1度、自分の墓地の天使族モンスター及びカウンター罠カードの中から、合計3枚を対象として発動できる (同名カードは1枚まで)。そのカードを好きな順番でデッキの上に戻す。
パーシアスの神域 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
以上の条件から、アニメさながら、相手に合わせて戦うカードを変えて決闘し、その中で自然と全種類のモンスターを集められるように意識して構築しました。
また、これらの特徴を最大限発揮させるため、デッキに投入するモンスターは天使族のみ・罠カードはカウンター罠のみとし、1種類につき1枚の構成としました。
なお、その方針も相まって、デッキのスピードは残念ながらそこまで速くありません。しかし、ここは普段遊んでいる相手に合わせてデッキスタイルを変えていくところと思います。筆者の遊んでいる環境ではこれくらい、ということでご理解ください。
召喚を目指すモンスター
このデッキにおいて召喚を目指すモンスターは、下記の通りです。
こちらを念頭に置いた上で、以降の紹介をご覧ください。
採用テーマ紹介
本デッキでは、先にテーマの特徴を理解していただいた方がデッキの理解に繋がると考えました。
したがって、まずは採用テーマとその特徴をご紹介します。
機械天使、宣告者
特殊召喚手段、リソース回復手段、儀式召喚、レベル6、光属性・天使族サーチを供給します。
宣告者の神巫
このデッキ唯一のチューナーであり、最も初動に貢献してくれるカードです。
トリアス・ヒエラルキア
とのコンボで新たな天使族モンスターにアクセスする動きはもちろんのこと、このカードで墓地に落とした旧神ヌトス
や虹光の宣告者
はパーシアスの神域
で再利用できます。
弁天のリリース手段
サイバー・エンジェル-弁天-
をリリースすることができれば、宣告者の神巫
をはじめとする天使族・光属性モンスターに繋がります。そのために、このデッキでは荘厳なる機械天使
や機械天使の儀式
を採用しました。
前者は打点上昇を担うため、決闘後半にも十二分に役割があります。後者はレベル6モンスターの供給、光属性の破壊代替が随所で役立ちます。
上記のことから、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
を含め、これらの要素に広くアクセスできるサイバー・エッグ・エンジェル
は、初動の1枚として換算できます。
神光の宣告者
サイドデッキに現在投入されている神光の宣告者
ですが、サイバー・エンジェル-韋駄天-
と相互互換のカードです。
下記の特徴を考慮しながら入れ替える枠です。
- レベル超過しても儀式召喚できるか
- 相手の除去から守る回数とコスト
- 各種素材へのしやすさ
- (相手が無効効果を嫌わないか)
ワルキューレ
天使族モンスターでは数少ない展開手段と、多岐に亘る +α を供給します。
基本の動きのところにワルキューレ・セクスト
とワルキューレ・シグルーン
が揃えば、手札・デッキ・墓地に存在する全ての「ワルキューレ」モンスターにアクセスできます。この中でモンスターが2~3体並ぶので、リンク召喚につなげていきます。
基本的な展開方法
- (
パーシアスの神域
の③の効果で、墓地のワルキューレ・シグルーン
を含むモンスター3体をデッキトップに置く) 祝福の教会-リチューアル・チャーチ
の②の効果で、墓地の魔法カードをデッキに戻しワルキューレ・セクスト
を蘇生ワルキューレ・セクスト
の①の効果で、「ワルキューレ」モンスターをリクルート- (もし3で
ワルキューレ・シグルーン
をリクルートした場合は、その②の効果で、手札・墓地の「ワルキューレ」モンスターを特殊召喚)
「ワルキューレ」がもたらす +α
- 星1/セクスト: デッキデス
- 星2/フュンフト: 魔法罠の墓地肥やし
- 星4/ドリット: サーチ (
シグルーン
や手札コストの供給) - 星5/ツヴァイト: モンスター破壊、永続魔法 (
パーシアスの神域
トイポット
) のサルベージ - 星6/アルテスト: 墓地のモンスター除外
- 星9/シグルーン: 表側表示の魔法カードの墓地送り
- (星3/フィアット: 擬似戦闘破壊耐性、通常魔法・罠のランダムサーチ)
ファーニマル
永続魔法、融合、スケール、特殊召喚手段を供給します。
ファーニマル・ドッグ
からファーニマル・ベア
をサーチし、そのままトイポット
へアクセスすることで、特殊召喚手段もしくはワルキューレ・シグルーン
の特殊召喚に必要な表側表示の魔法カードの確保を行えます。
また、トイポット
は祝福の教会-リチューアル・チャーチ
の手札コストとしても優秀です。
ドロー加速
トイポット
およびファーニマル・ウィング
を使用したドロー加速は出張パーツとして有名ですが、このデッキでは下記の理由から、ノータイムで使用できるコンボではありません。
ワルキューレ・シグルーン
の特殊召喚に優先的に使用されるトイポット
を特殊召喚手段として使用する場合がある- 「ファーニマル」モンスターがすべて1枚採用のため、デッキトップに置くカードとして残したい場合がある
したがって、異次元からの埋葬
がないと発動できないことも少なくありません。
また、除外するモンスターは次項との兼ね合いでファーニマル・ドッグ
が優先されます。
無限「融合」回収システム
下記の方法で、タイミングこそ選びますが、毎ターン融合
を供給できます。
そのため、早いうちに融合
を墓地へ送っておくと、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
のコストに困らなくなります。
ファーニマル・エンジェル
のP効果でファーニマル・ベア
を蘇生 (EXデッキから融合モンスターのみのSS制限)ファーニマル・ベア
の②の効果で、自身をリリースして墓地の融合
をサルベージ
ファーニマル・エンジェル ペンデュラム・効果モンスター
天使族/光属性/星2/攻600/守1200/スケール8
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①: 自分の墓地の、「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①: このカードをリリースし、自分の墓地の「デストーイ」融合モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚選んで捨て、対象のモンスターを特殊召喚する。
ファーニマル・エンジェル | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
パーシアス、代行者
天使族サーチ、特殊召喚手段、リソース回復手段を供給します。
天空神騎士ロードパーシアス
展開した天使族モンスターを使用してリンク召喚するモンスター。
先述の通り、すべての展開は一旦このカードに集約され、そこから新たな可能性へと繋ぎます。
このデッキではメインデッキのうち、27/48枚のカードにアクセスできます。
如何にこのカードを再出力してこの効果を使用できるかが、このデッキの鍵を握ります。
奇跡の代行者 ジュピター
奇跡の代行者 ジュピター 効果モンスター
天使族/光属性/星4/攻1800/守1000
1ターンに1度、自分の墓地に存在する「代行者」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。自分フィールド上に表側表示で存在する天使族・光属性モンスター1体の攻撃力は、エンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
また、フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、1ターンに1度、手札から天使族モンスター1体を捨てる事で、ゲームから除外されている自分の天使族・光属性モンスター1体を選択して特殊召喚する。
奇跡の代行者 ジュピター | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
天空神騎士ロードパーシアス
の②の効果を使用し、宣告者の神巫
を除外してこのカードを特殊召喚すれば、そのまま宣告者の神巫
を帰還させてS(・X)召喚に繋げられます。
単に初動で使用したトリアス・ヒエラルキア
を帰還させられるだけでも強力なモンスターです。
堕天使、デスピア
天使族・闇属性モンスター、魔法カード、融合召喚手段を供給します。
天使族モンスターにおいて破格の汎用性能を持つ黎明の堕天使ルシフェル
は、「デスピア」の登場で非常に取り回しやすくなりました。
それだけでなく、デスピアの導化アルベル
は召喚・特殊召喚時に魔法(・罠)カードをサーチできるので、他要素との噛み合わせも高くなりました。
失楽の堕天使
はEXデッキから簡単に供給できる天使族・闇属性モンスターで、堕天使スペルビア
を早めに墓地へ送っておくためのカードです。場合によってはパーシアスの神域
で戻したいカードが少ない場合のカサ増しにも使用します。LP回復もこのデッキではバカになりません。
これらを組み合わせると……
ここまで大きく5つに分けて採用テーマをご紹介しましたが、これらを組み合わせると、下記の図の通りになります。 端的に言うと、魔法カードを供給するテーマと利用するテーマの組み合わせで展開し、戦っていきます。
その他の動き
上記で説明できなかった動きのうち、特筆すべきものを解説します。
ベアトリーチェの展開方法
このデッキでは、下記の方法のいずれかでレベル6モンスターを用意します。
機会天使の儀式
の効果でサイバー・エンジェル-韋駄天-
を儀式召喚する宣告者の神巫
の効果でデッキ・EXデッキからレベル4モンスターを墓地へ送り、自身のレベルを6にするワルキューレ・セクスト
もしくはワルキューレ・シグルーン
の効果でワルキューレ・アルテスト
を特殊召喚するEMレ・ベルマン
をP召喚する
1〜3つ目の手法を取ることが多いですが、これらはいずれも何かしらのアドバンテージを取りながら展開することができます。
なお、このカードで墓地に落とすカードは宣告者の神巫
とほぼ同じですが、魔法・罠カードも落とせるので融合
をこのカードで墓地に送ります。
ルシフェル展開後の動き
最初に堕天使スペルビア
を墓地に送っているので、このカードを蘇生するとリンクモンスターを含めて全てのモンスターが表示形式を問わず蘇生できます。
例として、以下のようなプランが取れます。
失楽の堕天使
を自分ターンに蘇生、エンドフェイズにライフ回復- 「ワルキューレ」を相手ターンに蘇生、フィールドのモンスター破壊or墓地のモンスター除外
トリックスター・フォクシーウィッチ
を蘇生、毎ターン相手に効果ダメージ
セクステット・サモンの使い方
原則として、下記のモンスターを除外します。
- 儀式:
サイバー・エンジェル-韋駄天-
- 融合:
旧神ヌトス
or彼岸の巡礼者 ダンテ
- S:
ゼラの天使
- X:
永遠の淑女 ベアトリーチェ
- P:
EMレ・ベルマン
or解放のアリアドネ
- リンク:
虚光の宣告者
これらのうち、ゼラの天使
は除外すると次のターンのスタンバイフェイズに帰還するので、除外する意義のあるモンスターといえると思います。
このカードから特殊召喚するモンスターはこのモンスターです。
召喚獣アウゴエイデス 融合・効果モンスター
天使族/光属性/星8/攻2000/守2800
「召喚師アレイスター」+ 融合モンスター
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①: このカードが特殊召喚に成功した場合、または相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
②: 1ターンに1度、自分の墓地から融合モンスター1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、除外したモンスターの攻撃力の数値分アップする。
召喚獣アウゴエイデス | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
除去 (・妨害) に付随して打点上昇効果を持ったモンスターなので、これで最後詰めに行きます。彼岸の巡礼者 ダンテ
なら2800、黎明の堕天使ルシフェル
なら4000もの打点上昇が見込めます。
何より、""すべての召喚""に拘ったデッキの最後に出てくるモンスターが""召喚""獣なの、エモくないですか!?(自画自賛)
残りのカード解説
さて、言いたいことは言えたので(笑)残りのカードをざっくり紹介していきます。
オネスト
: 最強。イーバ
: 除外するカードは主にワルキューレ・ドリット
と宣告者の神巫
。後者は奇跡の代行者 ジュピター
の帰還効果の補助に。- 残るPモンスター2組: どれか2枚で必ず残りの1枚をP召喚できるようにこの3枚。
死者蘇生
: 最強。異次元からの埋葬
:トリアス・ヒエラルキア
と「ファーニマル」モンスターを戻す。もちろん除外ケアも兼ねて。- カウンター罠3種:
神の摂理
だけは流行によって変える枠だけど他は固定。解放のアリアドネ
でのサーチを考慮して4枚。 聖光の宣告者
:パーシアスの神域
は分かってる相手にはすぐ割られてしまうので、どうしても天空神騎士ロードパーシアス
を戻したい時に使用。ファーニマル・エンジェル
も割られては困るので、再度スケールに貼るためにこのカードが必要なことも。召命の神弓-アポロウーサ
: 最強。詰めの段階などで必要に応じて出す。- トリックスター2種:
トリックスター・フォクシーウィッチ
は先述の通り。②の効果で出す先は展開抑制としてトリックスター・ディーヴァリディス
を採用
一応サイドの解説も。1戦が長くなりがちなのであまり使われないのですけど(笑)
アテナ
: このバーンで焼き切ってしまうとやりたいことまで繋がらないので不採用。相手が強ければ入れる枠。コーリング・ノヴァ
:失楽の魔女
からアクセスしてきて美味しい存在。ここから宣告者の神巫
やワルキューレ・セクスト
に繋がるのは悪くないので、今でもちょっと入れたい。クリアクリボー
: バーン対策しないといけない場面で採用。トップ操作して効果発動するのも悪くない。おろかな埋葬
:イーバ
の起動、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
の蘇生先確保、今なら悲劇のデスピアン
の効果起動など結構役目はあるが、なくても良い枠。あると嬉しい枠。透破抜き
: 入れ替え候補のカウンター罠。他に神の宣告
2枚目や昇天の剛角笛
天罰
等。- ランク4:
解放のアリアドネ
をスケールに貼り直したい場合に使用するかもしれないけど、優先度がかなり低いので一旦サイドに。
おわりに
以上、長くなりましたが解説でした。
各テーマをどのように活用しているかが少しでも伝わり、あわよくば皆さんの参考になれば幸いです。
私と付き合いのある方はご存知かもしれませんが、「天使族」を選択した理由は、本当は何より一番好きな種族だったからからです(笑)
モンスター全1枚採用なのも結局は趣味みたいなところがあります。
ただ、その中で合理的な理由を考え、結果としてこのような柔軟性のあるデッキが組めたことを非常に嬉しく思っています。
また、お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、セクステット・サモン
の発動機会はそんなに多くありません。
最初にも言及しましたが、このカードは強くありません。それは、「素引き前提」で「発動条件が厳しく」「なおかつそれに見合ったリターンも少ない」カードであるためです。
ただし、あえてそのようなカードを採用するために、「アニメさながらの決闘」における最後の切り札の立ち位置となるように構築しました。結果としてうまく機能しているので、個人的にはこの落とし所も含めて満足しているポイントの1つです。
「YARDSの魅力を伝える」「一番好きな種族だけで構成した」このデッキは、筆者を代表するデッキとして長く使っていくことになるでしょう。
おそらく新しいストラクチャーデッキの登場でまた構築が変わると思います。
個人的には、キャラ使用カード以外で最初に好きになったテーマが「天空の聖域」登場時の「代行者」たちなので、創造の代行者 ヴィーナス
の汎用性が上がり過ぎて禁止にならないことだけを強く願っています(笑)
それでは、またね。