こんにちは、Reoです。
先日行った「リクエストポケモンバトル」について、ようやく全行程が終了しましたので、まとめ記事を認めたいと思います。
「イベント考察編」と「対戦考察編」の2回に分けてお送りします。
本記事は「対戦考察編」と題し、リクエストをいただいたポケモン達からどのような戦術を組み立てたかについてお話ししていきます。
環境考察
全員のプール
いろいろな方からリクエストをいただき、最終的には下記の通りポケモンが集まりました。 改めて、リクエストしていただいた方々、ありがとうございました。
■ Reo
ヨクバリス/タチフサグマ/ウインディ/ニャイキング/ダイオウドウ
/イオルブ/ウッウ/ドラピオン/デンチュラ/パッチラゴン
■ 結愛
ダグトリオ/バンギラス/エースバーン/インテレオン/ギャラドス
/エルフーン/イシヘンジン/オーロンゲ/マホイップ/ドラパルト
■ オギノ
ブリムオン/ガラルマタドガス/コータス/ギルガルド/コオリッポ
/フシギバナ/オニシズクモ/ドヒドイデ/ポリゴンZ/ドラパルト
■ クロ
オトスパス/ルチャブル/ギャラドス/アーマーガア/グレイシア
/バリコオル/ガラルギャロップ/ダダリン/ストリンダー/パッチラゴン
■ うちゃつん
シルヴァディ/ヤミラミ/ブースター/キリキザン/ユキノオー
/アマージョ/カマスジョー/ナマコブシ/ランターン/フライゴン※ 敬称略、リクエストは最終進化で統一
大まかな特徴としては、下記の通りだと思いました。
対戦相手別考察
結愛
全体的にキツいポケモンが多かったのですが、特に「ありじごくダグトリオ」「いたずらごころエルフーン」はハマるとパーティーが崩壊しかねないポケモンのため、厚めにメタを張らなければなりません。
他にも、ギャラドスやバンギラスなど、下手に通されてはいけないポケモンが多かったので、それらを出されたとしても何とかなる戦術を用意する必要がありました。
一方、相手視点では電気タイプのパッチラゴンで水・飛行タイプが出しづらく、鋼タイプが2匹でフェアリータイプが出しづらいと考えました。
最終的に、下記の3匹が選出されると予想しました。
- ダグトリオ (不利対面を作り出し、1匹突破する役。受け出しがタスキor死に出し前提となるため先発予想。)
- エルフーン (ダグトリオ同様、不利対面から詰み状況を作成する役。)
- エースバーン (ダイマエース。格闘or炎技で疲弊した相手ポケモンを倒す。)
ここから、こちらの基本選出として下記のように考えました。
- ニャイキング (初手のダグトリオにねこだましでタスキ潰し+ワンチャン地震を耐えて倒す、エルフーンならコットンガードなければアイアンヘッドで身代わり潰し)
- デンチュラ (エルフーンの身代わりを貫通してダメージを与えられる)
- ウインディ (エースバーン対策)
オギノさん
「コータス+フシギバナ」「起点作成ドラパルト+コオリッポ」「眼鏡ポリゴンZ」あたりが鬼門と考えました。
特に、こちらのパーティは攻めも守りも物理偏重であったため、「コータス+フシギバナ」が十中八九出てくるだろうと思っていました。
最終的に、下記の3匹が選出されると予想しました。
これに対して、基本選出は下記の通り考えました。
- パッチラゴン (初手に出して炎技を撃たせないようにする、フシギバナの交換に対してもある程度対応できる)
- ウインディ (フシギバナが物理アタッカーだった場合の保険+コオリッポに対応できる)
- ニャイキング (ポリゴンZの特殊ノーマル技を耐えて切り返す)
クロさん
お互いにパッチラゴンが存在するため、この型次第で試合が大きく変わるだろうと考えました。
こちらのパーティーは格闘タイプを弱点に持つポケモンが4匹もいるのに対して、格闘タイプが2匹存在しています。 また、ダイジェットを一致技で撃てる飛行タイプのポケモンが総じて高火力であったため、そこにも注意する必要がありました。
最終選出される3匹までは決めませんでしたが、ルチャブルを中心に高火力物理で押されるだろうと考え、火傷させる前提でパーティを組む必要があると感じました。
下記を基本選出としてパーティーを考えました。
うちゃつんさん
シルヴァディ・ナマコブシ・ヤミラミと、ハマると辛いポケモンが沢山存在していました。
また、サブウェポンに格闘技を持つポケモンには注意しなければなりませんでした。
逆に言えば、ハマると辛いポケモンを機能停止にすることで有利に進められると考えました。
下記を基本選出としてパーティーを考えました。
- タチフサグマ (はたき落とす+スカーフすりかえによる機能停止)
- パッチラゴン (超高火力で上から殴る)
- ウインディ (鬼火ケア)
対戦動画
この後ポケモンの紹介を行うので、対戦動画をご覧になりたい方は先にそちらをご覧ください。
vsクロさん戦 (総当たり)
vsうちゃつんさん戦 (総当たり)
vsオギノさん戦 (総当たり)
vsクロさん戦 (順位決定戦)
vs結愛戦 (計4戦、リンクは1戦目)
ポケモン紹介
リクエストをいただいた順に、Reoのポケモン達を紹介します。
ヨクバリス
ニックネーム: ふくばりん
種族値: 120-95-95-55-75-20
努力値: 12-252-220-0-20-0
性格: ゆうかん (B↑S↓)
特性: ほおぶくろ
持ち物: タラプのみ
技: ほおばる/からげんき/ボディプレス/こおりのキバ
ヨクバリスをおすすめ致します!
— 鈐咲 玲夏 (@frea_fram_8641) 2021年12月15日
トリルエースその1。要塞型かつ最後のスイーパー、というイメージで考えました。
トリックルームを始動するイオルブを活躍させられる場面では、ヨクバリスではなく後述のダイオウドウの方が勝る場面が多いこともあり、残念ながらあまり明確な強みを持たせてあげられませんでした。
ただ、あえて格闘タイプのポケモンや格闘技を持つポケモンを選出誘導させる時に大活躍してくれたので、実は縁の下の力持ちだったりしています。
■ 調整
参考:
yakkun.com
ドラピオン
ニックネーム: ドクラピカン
種族値: 70-90-110-60-75-95
努力値: 252-0-252-0-0-6
性格: わんぱく (B↑C↓)
特性: カブトアーマー
持ち物: でんきだま
技: どくびし/ちょうはつ/なげつける/はたきおとす
ドラピオンおすすめです!
— klein〔蔵院(くらいん)〕 (@kusakari_fish) 2021年12月15日
起点作成を許さず、こちらだけ一方的に起点作成を行う目的で考えました。
「いたずらごころ」を許さない悪タイプでありつつ、「はたきおとす」や「でんきだま+なげつける」で相手のポケモンを無力化します。
実際に、結愛との4戦目では、ドラピオンが最後までしっかり役割を遂行してくれました。
■ 調整
H, B: 極振り
S: 残り
ニャイキング
ニックネーム: ソシューニャ
種族値: 70-110-100-50-60-50
努力値: 252-114-28-0-116-0
性格: しんちょう (D↑C↓)
特性: かたいツメ
持ち物: とつげきチョッキ
技: ねこだまし/インファイト/アイアンヘッド/メタルバースト
ニャイキング
— 紫蘇⚖🎃 (@DICE_514) 2021年12月15日
特殊技を受け、かたいツメが乗った高威力技で相手に撃ち勝つポケモン。
オギノさんのポリゴン2とコオリッポを両方相手するポケモンとして採用しましたが、他にも広く相手取ることができたので非常に良かったです。
■ 調整
耐久方面:
ポリゴンZのC特化適応力破壊光線 (持ち物なし) 確3
コータスのC0+1オーバーヒート (持ち物なし) 確2
コータスのC特化オーバーヒート (持ち物なし) 確2
バンギラスのA特化馬鹿力 (持ち物なし) 確2
A: 残り
ウッウ
ニックネーム: ウガメ
種族値: 70-85-55-85-95-85
努力値: 12-0-0-252-26-220
性格: おくびょう (S↑A↓)
特性: うのミサイル
持ち物: イバンのみ
技: なみのり/こらえる/ダイビング/エアスラッシュ
ウッウをお願いします!
— 高杉オメガ@舞い降りる蒼剣🧪⛩⛩🖌🍙 (@omega113201) 2021年12月15日
「こらえる+イバン+ダイビング」を強く押していくか、S操作した後にエアスラッシュを連打するか、を強く使えるようにしました。
この型にハマることを嫌って、ウッウに強く出られるよう構築を縛らせる役割が大きかったと思っています。
結果的に選出はできませんでしたが、誘導として大きな役割を果たしてくれました。
■ 調整
H: 4n-3調整
S: 葉緑素フシギバナ抜き
D: 残り
イオルブ
ニックネーム: とらまる
種族値: 60-45-110-80-120-90
努力値: 252-0-252-0-6-0
性格: のんき (B↑S↓)
特性: おみとおし
持ち物: じゃくてんほけん
技: バトンタッチ/ボディプレス/アシストパワー/トリックルーム
イオルブが推しでござる!!
— 虎うちくぶつ (@3YaSWWrmJYDWILz) 2021年12月15日
完全ロマン型です。抜群技を受けてからが本番で、自身で攻めても良し、バトンタッチでじゃくてんほけんを引き継いでも良しの型です。
筆者のパーティーが全体的に遅いことからトリックルームも採用しました。
しかし、相手のパーティーに対して強く出られるタイミングを作れず、残念ながら本番では生かしてあげることができませんでした。
■ 調整
H, B: 極振り
D: 残り
タチフサグマ
ニックネーム: タらチぃ
種族値: 93-90-101-60-81-95
努力値: 164-252-0-0-0-80
性格: いじっぱり (A↑C↓)
特性: こんじょう
持ち物: こだわりスカーフ
技: すりかえ/すてゼリフ/インファイト/はたきおとす
タチフサグマを……
— だらりん🥀🖤 (@daradaraDUEL) 2021年12月15日
主に搦め手のポケモンを突破していきます。
うちゃつんさんのパーティーに強く出られるように調整しましたが、結愛のエースバーンを抜かなかったために落とした試合があったのが残念でした。笑
■ 調整
H: A特化キリキザンのローキック 確2
A: 特化
S: スカーフで竜舞バンギラス抜き、最速ルチャブルと同速、最速エースバーンが+1で負け
ダイオウドウ
ニックネーム: センゾウ
種族値: 122-130-69-80-69-30
努力値: 60-252-104-0-92-0
性格: ゆうかん (A↑S↓)
特性: ちからづく
持ち物: いのちのたま
技: いわなだれ/じゃれつく/ヒートスタンプ/アイアンヘッド
7匹目になりますが、ダイオウドウはイチオシです!
— チニニ (@jbidshfi) 2021年12月15日
トリルエースその2。技範囲が広い一方、耐久値は思ったより高くないので、イオルブでお膳立てした後に安全に着地させることを目標としました。
■ 調整
A: 極振り
耐久方面: 耐久指数最大化
デンチュラ
ニックネーム: ゴルァンチカ
種族値: 70-77-60-97-60-108
努力値: 60-0-0-252-0-196
性格: おくびょう (S↑A↓)
特性: ふくがん
持ち物: きあいのタスキ
技: でんじは/エレキネット/ねばねばネット/むしのさざめき
高い素早さから複眼電磁波+ねばねばネットで後続に繋げるデンチュラ、非常にオススメです
— ガルゴ (@GARUGO_Junrei) 2021年12月15日
S操作の鬼。
エルフーン対策のむしのさざめき。
ふいうちはあると見せかけるのが強いので切ってしまいましたが、あった方が強かった場面はやはり多かったです。
■ 調整
C: 極振り
S: 最速100族抜き調整
H: 残り
ウインディ
ニックネーム: こくう
種族値: 90-110-80-100-80-95
努力値: 252-0-252-6-0-0
性格: ずぶとい (B↑A↓)
特性: いかく
持ち物: ゴツゴツメット
技: おにび/もえつきる/バークアウト/あさのひざし
ウィンディは攻めも受けもできるしモフモフできる最高に可愛いポケモンです!
— クロ (@kuronikurun) 2021年12月15日
ザシアン狩りはやはり格が違いましたね。
パッチラゴンがいたおかげで水タイプのポケモンを呼ばなかったため、無類の硬さを誇っていました。
■ 調整
H, B: 極振り
C: 残り
パッチラゴン
ニックネーム: シャカシャカ
種族値: 90-100-90-80-70-75
努力値: 36-252-0-0-0-220 性格: いじっぱり (A↑C↓)
特性: すなかき
持ち物: こだわりハチマキ
技: げきりん/いわなだれ/つばめがえし/でんげきくちばし
やっぱり倫理観ぶっちぎった見た目に反する無邪気な笑顔、五世代以降特有のバランスの悪い(褒め言葉)性能持つパッチラゴンですかね 何よりかわいい
— しゃけぼ (@Shakeboy877) 2021年12月15日
このポケモンの型は色々悩みましたが、最終的に自分で砂嵐状態にできるすなかき型にしました。砂嵐+エレキフィールド状態のハチマキでんげきくちばしは最強でした。
■ 調整
A: 極振り
S: 最速スカーフウーラオス抜き
H: 残り
終わりに
他の参加者の方々のパーティーも対策必須ポケモンが多く、すべてのポケモンをフルに活躍させることは叶いませんでしたが、楽しく対戦させてもらいました。
前回の記事にも書きましたが、次回のイベントとして「ドラフトパーティー対戦会」を企画しました。
ドラフト編は既に終了したので、もしご興味のある方は以下からご覧ください。
先日第9世代となる「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」の発表もあり、第8世代の環境で遊ぶ期間も残りわずかとなりました。 楽しみが増えますが、ポケモン剣盾もゆるりと楽しんでいこうと思います。
最後になりますが、改めまして、本企画に参加していただいた皆様・リクエストを送っていただいた皆様・環境考察にお付き合いいただいた皆様・配信の視聴者の皆様・ありがとうございました。