こんにちは、Reoです。
当ブログを開設して一番最初に認めた記事のデッキ、「セクステット・エンジェル」の改築記事となります。 reoasxdtmgt.hatenablog.com
基本的な部分は上記の記事を参考にしていただくとして、加わった新要素の紹介と回し方についての補足を行います。
対戦動画
改築後、ありがたいことに動画活動をされている方のところへゲスト出演させていただく機会に恵まれました。
この場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございます!
今回ご紹介する内容の参考にもしていただけると思いますので、ぜひともご覧ください。
デッキレシピ
2022年7月1日適用リミットレギュレーション準拠 www.db.yugioh-card.com
メインギミックのおさらい
改良前の記事から、基本コンセプトおよびカード間のシナジーに大きな変更はありません。
祝福の教会-リチューアル・チャーチ
をはじめとした、魔法カードの需要と供給のバランスをコントロールしながらリソースを確保し、戦っていきます。
「天空の聖域」関連カードの強化
「ストラクチャーデッキ -ロスト・サンクチュアリR-」(以下、ストラク) で天空の聖域
の関連カードが大幅に強化されたので、そのエッセンスをこのデッキにも投入することにしました。
「天空の聖水」による初動のかさ増し
天空の聖水 通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①: デッキから、「天空の聖域」1枚を発動するか、「天空の聖域」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。
その後、フィールドまたは墓地に「天空の聖域」が存在する場合、自分は自分フィールドの「ヒュペリオン」モンスター及び「代行者」モンスターの数×500LP回復できる。
②: 「天空の聖域」のカード名が記された自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
天空の聖水 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
筆者の所属する遊戯王YouTubeチャンネル「ヒゲch」でもストラク発売時の動画で紹介しましたが、このカードはリクルーターであるコーリング・ノヴァ
をサーチできるため、宣告者の神巫
にアクセスできるカードの1枚としてカウントすることができます。
宣告者の神巫
にアクセスできるということは、即ち天空神騎士ロードパーシアス
にアクセスできるということなので、このデッキ内の多様なカードへのアクセスを可能にしてくれるカードです。
元々この枠には失楽の魔女
と禁じられた一滴
が入っていました*1が、禁じられた一滴
のコストによる損失が無視できない状況が少なからずありました。
そのため、いっそ思い切って抜いてしまい、初動のかさ増しができるこのカードと入れ替えました。
また、②の効果により、序盤の心許ない天空神騎士ロードパーシアス
の打点を耐性によりサポートしてくれる点も大変心強いです。
「失われた聖域」による妨害とデコイ
失われた聖域 永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①: このカードの発動時の効果処理として、デッキから「天空の聖域」またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
②: このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「天空の聖域」として扱う。
③: 自分の墓地から天使族モンスター1体を除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
失われた聖域 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
本デッキでは祝福の教会-リチューアル・チャーチ
やパーシアスの神域
の存在から、墓地の天使族モンスターを除外する行為がアンチシナジーになる可能性が否定できませんでした。
しかし、デッキの動きがどれだけ進められているかを確認し、アクティブかどうかの選定を行えば問題なく使用できることに気付き、採用に踏み切りました。
今まで、天空神騎士ロードパーシアス
の1回目のサーチはパーシアスの神域
に宛てていました。
しかし、このカードの①の効果でパーシアスの神域
をセットできることから、代わりにこのカードをサーチしても2ターン目の動きは変わりません。
序盤の相手の動きを牽制しつつ、時には「このカードを除去しないと不味い!」と相手に思わせ、他のカードを守るデコイとなってくれる部分が非常に心強いカードです。
このカードのおかげで禁じられた一滴
が抜けた穴を埋められている印象もあります。
「代行者の近衛 ムーン」の存在の大きさ
代行者の近衛 ムーン リンク・効果モンスター
天使族/光属性/攻1800/LINK-2(右/右下)
天使族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①: このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「天空の聖域」またはそのカード名が記されたカード1枚を墓地へ送る。フィールドまたは墓地に「天空の聖域」が存在する場合、代わりに自分のデッキ・墓地から「神秘の代行者 アース」1体を選んで手札に加える事ができる。
②: 自分フィールドの天使族モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
代行者の近衛 ムーン | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
前回のデッキでは、リンク2の天使族モンスターでアドバンテージを獲得するモンスターが残念ながら失楽の堕天使
くらいしか存在しませんでした。
しかし、このカードの登場により、天空神騎士ロードパーシアス
にいく過程で下記のようなことが可能になりました。
命の代行者 ネプチューン
を墓地へ送り、失われた聖域
のコストとして除外し天空の聖域
をサーチする。天空の聖水
を墓地へ送り、戦闘破壊耐性を付与する。- 適当な魔法カードを墓地へ送り、
祝福の教会-リチューアル・チャーチ
のコストとする。
特に2つ目については、万が一展開が伸びない時の保険としてこのカード自身への耐性にもなってくれるため、場合によっては妥協展開として扱えるのが優秀です。
なお、②の効果も実は無視できず、ただの除去札としてだけでなくトリアス・ヒエラルキア
使用後の宣告者の神巫
のリリース手段としても見ることができます。
「黎明の堕天使ルシフェル」の出し方
前回の記事では触れなかった黎明の堕天使ルシフェル
の出し方についてです。
今まではどちらかというと出せたらラッキーくらいのイメージでいました。 しかし、昨今は普段遊んでいる環境でも高速化が著しく、このカードを早めに出さないと対処不能になる機会も少なくありません。 したがって、このデッキで想定しているルートについてもこの機会にご紹介しておこうと思います。
展開ルート
このカードの融合素材の指定は「天使族・闇属性モンスター×3」です。一見すると容易ではない条件ですが、うち2体は失楽の堕天使
、即ち適当な天使族モンスター2体+手札1枚で用意が可能です*2。
残り1体をデスピアの導化 アルベル
とすれば、融合手段を一緒に確保できます。それを考える過程で、展開こそ少し長いですが、最適なルートを見つけられたのでご紹介します。
画像と文字、見やすい方でご覧ください。
■ 必要条件
フィールド:天空神騎士ロードパーシアス
、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
、任意の表側表示の魔法・罠カード (今回は失われた聖域
とする)
墓地:ワルキューレ・セクスト
、宣告者の神巫
手札:ワルキューレ・シグルーン
■ 展開
※ef: 効果、ss: 特殊召喚、hd: 手札へ、dk: デッキへ、gy: 墓地へ、bs: 除外へ、mt: 召喚の素材
シグルーン
ef:失われた聖域
gyシグルーン
ssシグルーン
ef:セクスト
ss,セクスト
ef:フュンフト
ssフュンフト
ef: 任意の魔法・罠gyチャーチ
ef: 魔法2枚dk神巫
ss,神巫
ef:悲劇
gy,悲劇
ef:アルベル
hd神巫
+フュンフト
mt:冥府の執行者 プルート
ssシグルーン
+セクスト
mt:失楽の堕天使
ss,ロードパーシアス
ef:フュンフト
bsアルベル
ss,アルベル
ef:劇城デスピア
hd失楽の堕天使
ef: 手札1枚gyスペルビア
hd- 劇城ef:
スペルビア
+プルート
+アルベル
mtルシフェル
ss
■ 最終結果 (フィールドのみ)
天空神騎士ロードパーシアス
、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
、失楽の堕天使
、黎明の堕天使ルシフェル
(、失われた聖域
)
メリット
この流れの良いところは下記の通りです。
- 召喚権未使用のため、抜けた穴を召喚権で埋めれば良いところ
宣告者の神巫
から天空神騎士ロードパーシアス
に入っていれば、祝福の教会-リチューアル・チャーチ
を除いて条件が揃っているところ天空神騎士ロードパーシアス
のサーチ、およびワルキューレ・フュンフト
の魔法・罠の墓地肥やしが余っているところ- 最初にコストとして
失われた聖域
を使用した場合、最後に冥府の執行者 プルート
の効果で再回収できるところ 失楽の堕天使
を融合素材にしていないので、黎明の堕天使ルシフェル
の蘇生効果を好きなモンスターに宛てながらLP回復ができるところ
出した後については前回記事の通りですが、天使族全体に対象耐性を付与しながら、状況に応じたカードを (時には堕天使スペルビア
を経由しながら) 蘇生して戦います。
おわりに
以上、改築による新しいパーツの紹介と、デッキ内の想定ルートの解説でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
このデッキは新規が来る度、または周りの環境にあわせて改築して遊べる基盤が整ったデッキだと思っています。
次は「World Premiere Pack 2022」で登場するであろうPatissciel Couverture
でP周りが強化されるので、その際には歌氷麗月
や簡易融合
と一緒に入れ替えて試してみたいなと思っています。
この記事に取り掛かろうと思ったのは、第一子誕生によりこれから育児に入るため、カードに触る機会も少なくなるであろうことから、主要なデッキをアウトプットしておこうと思ったからです。 しばらくデッキ紹介が続くと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
それでは、またね。